お弟子さん紹介(1/3) 〜3歳から始めた小学生の成長〜

2025.09.16
2025.08.31

錦凰流には、小さなお子さんから大人まで、幅広い世代のお弟子さんが在籍しています。
今回はその中から、小学6年生の 星萠(せいほう)さん をご紹介します。

彼女が剣詩舞を始めたのは、なんと3歳のとき。
錦凰流では舞台名として「雅号(がごう)」を持ちますが、流派から彼女に与えられた名前が「星萠」でした。
最初はお扇子が体の半分くらいの大きさで、持つのも大変。立ち姿を保つだけでも一苦労でしたが、稽古を重ねるうちに舞うことが自然と身についていきました。

✨ 舞台での輝き
舞台に立った星萠さんは、稽古場で見せる姿とは少し違います。
特にコンクールの場では堂々とした表情で演舞し、全国大会で2位、東日本大会・東京都大会では優勝という輝かしい成績を収めました。
演舞を終えたあとの晴れやかな笑顔からは、大きな達成感と舞台を楽しむ気持ちが伝わってきます。

✨ 海外公演への挑戦
小学5年生のときには、シドニーで行われた海外公演に随行して、現地の舞台で演舞を披露しました。
大人でも緊張する舞台に臆することなく立ち、現地の観客を前に剣詩舞の魅力を伝えるその姿は、同世代の子どもたちはもちろん、大人の出演者たちにとっても大きな刺激になりました。

✨ 成長とこれから
最近では、ただ型を覚えるだけでなく、詩の意味を理解しようとする姿勢も見られるようになっています。
「この詩はどんな情景なのか」「どうやって表現したらいいのか」と自分なりに考えながら舞うことで、一つひとつの所作に深みが出てきました。

剣詩舞は年齢や体格に関係なく学べる芸道です。
小さな子どもでも稽古を積むことで舞台に立ち、多くの人に感動を与えることができます。
星萠さんの成長は、これから剣詩舞を学んでみたいと思う方にとって、大きな励みになるのではないでしょうか。