先生紹介(1/3) 〜剣詩舞に出会ったきっかけ〜

2025.09.05
2025.08.31

宗家紹介① 〜剣詩舞に出会ったきっかけ〜

皆さん、初めまして。
吟詠吟舞錦凰流 四世宗家 荒井龍凰と申します。
流派宗家として、日々門下生とともに剣詩舞を学び、舞台に立つ喜びを分かち合っています。

✨ 剣詩舞との出会い
私にとって吟詠や剣詩舞は、生まれながらに身近なものでした。
母、祖母、曾祖母と代々家元家系で生まれ、幼い頃から日常の一部として詩吟や舞に触れて育ちました。
初舞台は3歳のときで、当時は四世代で舞台に立ちました。この経験が、私の人生における剣詩舞の基盤となっています。

1990年、錦凰流宗家荒井栄凰の長男として生まれる
1993年、3歳で前進座にて初舞台
2000年、国立大劇場で詩舞披露
2008年、錦凰流師範免許取得
2014〜2015年、英国・オーストラリアで単独公演および大学講義
2019年、シドニーオペラハウスで剣詩舞披露
2024年、シドニーにて流派公演開催

✨ 舞を通して学んだこと

剣詩舞を続ける中で、自然と多くのことを学びました。
集中力、礼儀、姿勢、呼吸。一見小さなことのようですが、これらを一つひとつ丁寧に意識することが、舞の完成度だけでなく、日常生活にも大きな影響を与えてくれます。
また、舞台で観客と向き合ったときに感じる緊張や高揚、そして共鳴は、私の人生の大切な財産となっています。

✨ 教えることの喜び

現在は宗家として、門下生たちに剣詩舞を伝えています。
生徒たちが型を覚え、舞台で自信を持って舞う姿を見ると、「この芸能を次の世代に残していきたい」という思いがさらに強くなります。
剣詩舞は技術だけでなく、心を整え、自分を表現する手段でもあります。
それを生徒たちに伝え、彼らの成長を間近で見ることが、私にとって何よりの喜びです。

剣詩舞錦凰流では、初心者から経験者まで幅広く門戸を開いています。
もし「伝統芸能を体験してみたい」「舞台に立ってみたい」と思う方がいれば、ぜひ一度稽古場に足を運んでみてください。
舞台に立つことで、自分の新しい一面を発見できるかもしれません。